まず結論
KPIは、ただ数字を追うためのものではありません。目標に近づいているかを早めに確認し、行動を変えるための数字です。
KPI管理で大事なのは、数字をたくさん並べることではなく、「見るべき数字」「判断するタイミング」「数字を見たあとに変える行動」を決めることです。
KPIとは何か
KPIは、目標達成に向けた途中経過を見るための指標です。
たとえば、最終目標が「問い合わせ数を増やす」なら、途中で見る数字として、記事公開数、検索流入、資料ダウンロード数、フォーム到達数などが考えられます。
ただし、すべてをKPIにすると管理できません。目標に対して本当に重要な数字に絞ります。
KPIの決め方
KPIを決めるときは、次の順番で考えます。
- 最終的に達成したい目標を決める
- 目標につながる行動や途中成果を洗い出す
- 定期的に測れる数字を選ぶ
- 数字を見て変える行動を決める
測れない数字や、見ても行動が変わらない数字は、初期のKPIには向きません。
数字を見るときの注意
数字は、良い悪いを決めつけるためではなく、状況を理解するために見ます。
単発ではなく推移を見る
1日の数字だけで判断すると、偶然に振り回されます。週次、月次で推移を見て、上がっているのか、下がっているのか、横ばいなのかを確認します。
原因を決めつけない
数字が変わった理由は、すぐには分からないことがあります。仮説を置き、追加で見る数字や確認する事実を決めます。
KPI会議・週次確認の型
KPIを確認するときは、次の型にすると話が進みやすくなります。
今週の数字:
前週との差:
良かったこと:
問題・リスク:
来週変える行動:
数字を見て終わりにせず、次の行動まで決めることが重要です。
よくある失敗
- KPIが多すぎる
- 目標と関係の薄い数字を追う
- 数字を見ても行動が変わらない
- 悪い数字を責めるだけで終わる
- 短期の変動だけで判断する
KPIは管理のための道具です。人を追い詰めるための数字になってしまうと、現場から正しい情報が上がりにくくなります。
次にやること
いまの目標を1つ選び、その目標に近づいているかを週1回確認できる数字を1つだけ決めてください。次に、その数字が悪かった場合に変える行動を1つ書きます。